PROFILE
プロフィール本作は、建築漫画家芦藻彬と美術家サカイケイタによるコラボレーション作品で、ゲシュタルト心理学の「図と地」の問題をテーマに、「見ることとは何か?」という問いを探求しています。サカイケイタは、日常生活での見方のズレから「見ること」について考えています。彼は、漫画を読む際に文字よりも絵や余白のリズムに注目し、視覚的な楽しみを追求しています。この作品では、私たちが普段どのように世界を見ているのか、その認識のプロセスを再考させることを目指しています。また、サブテーマとして「遊びの無意識性と規則」を取り上げ、子供の遊びの中にある無意識的な選択やルールが視覚や認識にどのように影響を与えるかを探っています。子供のように自由で無意識的な視点を取り入れることで、視覚体験の新たな側面を発見し、認識の曖昧さやズレを楽しむことができるでしょう。
サカイケイタ 美術家
1997年東京都生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コース修了。ディスレクシア(読み書き困難)による知覚の特性を出発点として、識字に関する「認識のズレ」をテーマに彫刻を制作している。日常の些細な行為を作品に織り込み、認識の曖昧さ(ヒューマンエラー)を考察しながら活動を行う。作品を通して知覚とコミュニケーションにおける新たな視点を探る。主な個展に、「Underline-生活の記号と関わる」(8/CUBE+COURT、東京、2020)「COLORS-色彩変奏曲」(拉姆美術館、中国、2021)「PLAY-Patapata Nurinuri」(A.R.C生活空間、中国、2022)など。主な受賞に「CAF賞2019」最優秀賞受賞。「Watowa Art Award 2023」 準グランプリ・鬼頭健吾賞受賞。2020年公益財団法人クマ財団クリエイター奨学金第4期奨学生。
芦藻 彬 建築漫画家/デザイナー
2018年、短編SF「微分、積分、世界の終わり」でデビュー。執筆活動と並行して建築学を学び、Universita IUAV di Veneziaに留学する傍ら、初商業連載となる古代オリエント建築漫画「バベルの設計士」を執筆。日本、フランス、イタリアで出版する。デザイナーとしても活動しており、自家製本レーベル「羊々工社」を主催。印刷、綴じまでを包括したデザインを手掛けている。東京工業大学 環境・社会理工学院 建築学系 建築学コース修了。公益財団法人クマ財団クリエイター奨学金第2、3、4期奨学生。
https://artsticker.app/works/11917
坂井劲太(KEITA SAKAI)
1997年生于东京。2021年毕业于武藏野美术大学研究生院设计研究科雕塑系。以“读写困难”(Dyslexia)的知觉特性为出发点,以“视错觉”“认知的暧昧性”为主题思考和创作。探索日常行为中种种被忽视的行为和惯习。通过作品探索感知与交流中的新视角。主要个展包括“Underline-与生活相关的符号“(8/CUBE+COURT、東京、2020)“COLORS-色彩変奏曲“(拉姆美術館、広州、2021)“PLAY-Patapata Nurinuri“(A.R.C生活空間、杭州、2022)等。主要获奖包括2019年获得CAF奖最优秀奖大奖。“Watowa Art Award 2023” 奖获得亚军及鬼头健吾奖。2020年第四届KUMA基金会资助
芦藻 彬(AKIRA ASHIMO)
2018 年,他首次创作了短篇科幻小说《微分、積分、世界末日》。 在写作的同时,他还学习建筑,并在威尼斯大学学习期间创作了他的第一部商业连载作品--东方古代建筑漫画《巴别塔设计士》。 该漫画在日本、法国和意大利出版。 他还是一名活跃的设计师,并组织了自己的书籍装帧品牌《羊々工社》。 他的设计工作涵盖从印刷到装订的方方面面。 毕业于东京工业大学环境与社会科学工程学院建筑系建筑专业。 第二、第三和第四届 KUMA Foundation Creator 奖学金获得者。
備考:色彩を乗せている漫画「SCISSIONE/分裂」は、イタリア・ヴェネツィアの建築家カルロ・スカルパの建築空間が描かれた無声漫画であり、日本人である芦藻が、世界中の人に伝わるよう無声漫画として制作したものです。
サカイケイタ 美術家
1997年東京都生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コース修了。ディスレクシア(読み書き困難)による知覚の特性を出発点として、識字に関する「認識のズレ」をテーマに彫刻を制作している。日常の些細な行為を作品に織り込み、認識の曖昧さ(ヒューマンエラー)を考察しながら活動を行う。作品を通して知覚とコミュニケーションにおける新たな視点を探る。主な個展に、「Underline-生活の記号と関わる」(8/CUBE+COURT、東京、2020)「COLORS-色彩変奏曲」(拉姆美術館、中国、2021)「PLAY-Patapata Nurinuri」(A.R.C生活空間、中国、2022)など。主な受賞に「CAF賞2019」最優秀賞受賞。「Watowa Art Award 2023」 準グランプリ・鬼頭健吾賞受賞。2020年公益財団法人クマ財団クリエイター奨学金第4期奨学生。
芦藻 彬 建築漫画家/デザイナー
2018年、短編SF「微分、積分、世界の終わり」でデビュー。執筆活動と並行して建築学を学び、Universita IUAV di Veneziaに留学する傍ら、初商業連載となる古代オリエント建築漫画「バベルの設計士」を執筆。日本、フランス、イタリアで出版する。デザイナーとしても活動しており、自家製本レーベル「羊々工社」を主催。印刷、綴じまでを包括したデザインを手掛けている。東京工業大学 環境・社会理工学院 建築学系 建築学コース修了。公益財団法人クマ財団クリエイター奨学金第2、3、4期奨学生。
https://artsticker.app/works/11917
坂井劲太(KEITA SAKAI)
1997年生于东京。2021年毕业于武藏野美术大学研究生院设计研究科雕塑系。以“读写困难”(Dyslexia)的知觉特性为出发点,以“视错觉”“认知的暧昧性”为主题思考和创作。探索日常行为中种种被忽视的行为和惯习。通过作品探索感知与交流中的新视角。主要个展包括“Underline-与生活相关的符号“(8/CUBE+COURT、東京、2020)“COLORS-色彩変奏曲“(拉姆美術館、広州、2021)“PLAY-Patapata Nurinuri“(A.R.C生活空間、杭州、2022)等。主要获奖包括2019年获得CAF奖最优秀奖大奖。“Watowa Art Award 2023” 奖获得亚军及鬼头健吾奖。2020年第四届KUMA基金会资助
芦藻 彬(AKIRA ASHIMO)
2018 年,他首次创作了短篇科幻小说《微分、積分、世界末日》。 在写作的同时,他还学习建筑,并在威尼斯大学学习期间创作了他的第一部商业连载作品--东方古代建筑漫画《巴别塔设计士》。 该漫画在日本、法国和意大利出版。 他还是一名活跃的设计师,并组织了自己的书籍装帧品牌《羊々工社》。 他的设计工作涵盖从印刷到装订的方方面面。 毕业于东京工业大学环境与社会科学工程学院建筑系建筑专业。 第二、第三和第四届 KUMA Foundation Creator 奖学金获得者。
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CAREER
経歴- サカイケイタ 美術家
works・Solo Exhibition
2020年 サカイケイタ個展「Underline-生活の記号と関わる」渋谷ヒカリエ8/CUBE+COURT/東京
2021年 「codecode」KITTE marunouchi 4F/東京
「COLORS-色彩変奏曲」拉姆美術館/中国杭州
2022年 「PLAY-Patapata Nurinuri」A.R.C生活空間/中国広州
2023年 「Sequence-手とルールの輪郭 実験1」AOYAMA NOWLOADING/東京
2024年 「曖昧を見る」msb gallery/東京
Group Exhibition
2018年 「ゲシュタルト建設」武蔵野美術大学/東京
2019年 「Rulebook Exhibition」D-LAND LOUNGE/東京
「CAF賞2019」代官山ヒルサイドフォーラム/東京
「へーはーほー展」武蔵野美術大学/東京
2021年 「KUMA EXHIBITION2021」清澄白河・トーキョーバイク本店建設予定地/東京
「群馬青年ビエンナーレ2021」群馬県立近代美術館/東京
2022年 「Meta MALL」BnA Alter Museum/京都
「Watowa Art Award 2022」THE BOX TOKYO/東京
2023年 「神戸アートマルシェ2023」神戸メリケンパークオリエンタルホテル/兵庫
「Watowa Art Award 2023」THE BOX TOKYO/東京
2024年 「tagboat Art Fair 2024」 東京都立産業貿易センター浜松町館/東京
「SICF25」スパイラルホール/東京
「アーティストニューゲート」/あべのハルカスアートギャラリー/大阪
Awards
2019年 CAF賞2019 最優秀賞
2021年 群馬青年ビエンナーレ2021 入選
2022年 Watowa Art Award 2022 入選
2023年 神戸アートマルシェ2023 入選
Watowa Art Award 2023 準グランプリ受賞・鬼頭健吾賞受賞
2024年 「SICF25」スパイラルホール/東京
「アーティストニューゲート第4回」/あべのハルカスアートギャラリー/大阪
Foundation
2020年 公益財団法人クマ財団クリエイター奨学金 第4期奨学生
2.芦藻 彬 建築漫画家/デザイナー
Biography
2017年 東京工業大学 工学部 建築学科卒業
2018年 Universita IUAV di Venezia(イタリア共和国、ヴェネツィア)に1年間留学(トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム9期生)
2018年 公益財団法人クマ財団第2期生
2019年 公益財団法人クマ財団第3期生
2020年 公益財団法人クマ財団第4期生
2021年 東京工業大学 環境・社会理工学院 建築学系 建築学コース修了
works・Exhibition
2015年 「カヤノヒメ」「氷結アサヒ」で第116回四季賞冬のコンテスト佳作受賞
2018年 「微分、積分、世界の終わり」でデビュー
2018年 「バベルの設計士」連載開始
2019年 KUMA Exhibition 2019にて建築什器・漫画が一体となった作品「ヴェニスに棲む魔物」を発表 (青山・スパイラル)
2020年 実業之日本社より「バベルの設計士」上下巻発売
2021年 KUMA Exhibition 2021にて建築什器・漫画が一体となった作品「SCISSIONE/分裂」を発表 (清澄白河・トーキョーバイク本店建設予定地)
2021年 「Les architectes de Babel」フランス・Glénatより発売
2022年 日本建築学会にて「現代日本の建築家の言説にみる装飾の認識」を発表
2023年 「研究者漫画」を産業技術総合研究所より発表
2024年 「Gli Architetti di Babele」イタリア・Toshokanより発売
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実行委員会レビュー
エントリーのWEB審査で人気ナンバーワン。「建築」と「漫画」のコラボレーションで生まれる空間演出の意図が3枚の写真でしっかり伝わり、ポップでインパクトあふれる作品を実際に見てみたいと8名の審査員からのレコメンドを獲得。みんなのリクエストに応えるべくバイスリーの会場を立体的に使っての展示をお願いし、頑張ってくれました。サカイさんの「絵や余白のリズム」、そして芦藻さんの無声漫画という表現手法が、国を超えたコミニュケーションを図ることができました。タイからの審査員、Kanoknuch Sillapawisawakulさんから、来年5月にバンコクで開催される「Mango Art Festival 2025」への招待が決定。今から楽しみです!
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審査員レビュー
This artist will be invited to showcase their work at the Mango Art Festival 2025.(Kanoknuch Sillapawisawakul)このアーティストをマンゴー・アート・フェスティバル2025に招待します(Kanoknuch Sillapawisawakul)
漫画と建築空間とのコラボレーションが面白い(徳光健治)
同作品のテーマである「見ることとは何か?」 は、全ての美術作家と鑑賞者への本質的な問いであるが、多くの場合で両者は「正しい見方/正解」を求める傾向にあります。この作品は、あえて「ズレた見方」を提示し、漫画としての「機能」を無効化した上で、表層的に「見ているもの」を意識させる点が興味深いです。(佐藤由基孝)
漫画と図形の組み合わせ方が新鮮でかっこいい!建築漫画家と美術家と言う聞いたことのないコラボレーションが今までにない表現を生み出しているのだと思いますがとても気になります。(庄野裕晃)
もうおしゃれすぎますね!素晴らしコラボレーションだと思います。ヒューマンエラーや数学的な部分など緻密さを感じます!(池田誠 MAKOTO IKEDA)
僕も文字の読み間違え、書き間違えが多いので絵を描いてるのかと思いました。(寺田順三)
ひと目見たときのポップさ、よくみたら、とても緻密につくられていて多面的。平面でもあり立体でもある。とにかくキレイ。(川口智士)
The author's work has a clear clue and motivation that quickly attracts us, while also surprising why I have never thought about it that way. When we take a close look at that work, it was found that there were many hidden conflicts and vulnerabilities inside. This is a great work. Well done.(Eric Zhu)作者の作品には明確な手がかりと動機があり、すぐに私たちを惹きつけると同時に、なぜ今までそんな風に考えたことがなかったのか、と驚かされる。その作品をよく見てみると、内面には多くの葛藤や弱さが隠されていた。これは素晴らしい作品だ。よくやった。(Eric Zhu)
漫画と建築空間とのコラボレーションが面白い(徳光健治)
同作品のテーマである「見ることとは何か?」 は、全ての美術作家と鑑賞者への本質的な問いであるが、多くの場合で両者は「正しい見方/正解」を求める傾向にあります。この作品は、あえて「ズレた見方」を提示し、漫画としての「機能」を無効化した上で、表層的に「見ているもの」を意識させる点が興味深いです。(佐藤由基孝)
漫画と図形の組み合わせ方が新鮮でかっこいい!建築漫画家と美術家と言う聞いたことのないコラボレーションが今までにない表現を生み出しているのだと思いますがとても気になります。(庄野裕晃)
もうおしゃれすぎますね!素晴らしコラボレーションだと思います。ヒューマンエラーや数学的な部分など緻密さを感じます!(池田誠 MAKOTO IKEDA)
僕も文字の読み間違え、書き間違えが多いので絵を描いてるのかと思いました。(寺田順三)
ひと目見たときのポップさ、よくみたら、とても緻密につくられていて多面的。平面でもあり立体でもある。とにかくキレイ。(川口智士)
The author's work has a clear clue and motivation that quickly attracts us, while also surprising why I have never thought about it that way. When we take a close look at that work, it was found that there were many hidden conflicts and vulnerabilities inside. This is a great work. Well done.(Eric Zhu)作者の作品には明確な手がかりと動機があり、すぐに私たちを惹きつけると同時に、なぜ今までそんな風に考えたことがなかったのか、と驚かされる。その作品をよく見てみると、内面には多くの葛藤や弱さが隠されていた。これは素晴らしい作品だ。よくやった。(Eric Zhu)
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