CREATORS

古川 右京

PROFILE

プロフィール
武蔵野美術大学 大学院 造形研究科 美術専攻油絵コース 在学中
バグやブレといったデジタルのような画風を用いて「コンテンツとしてのミリタリー」を油彩で描いている。
主な個展として、古川右京 油彩画展-MOSH-(大阪 あべのハルカス近鉄本店)やEASY DAY(東京 Gallery Seek/カレッタ汐留)など

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CAREER

経歴
2000年 栃木県生まれ
2020年 武蔵野美術大学 造形学部 油絵学科油絵専攻 入学
2024年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻 卒業
2025年 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース 在学中

受賞
2022年 アートオリンピア2022 佳作
2023年 第3回ARTIST NEW GATE グランプリ
2023年 第19回 世界絵画大賞展 優秀賞
2023年 長亭 gallery 展2023 入選

グループ展
2023年 第3回ARTIST NEW GATEファイナリスト展(大阪, あべのハルカス近鉄本店)
2023年 Dutch Auction ART NOW vol.2 (東京, 銀座蔦屋書店)
2023年 第19回世界画大賞展(東京, 東京都美術館)
2023年 長亭 gallery展2023(東京, 長亭 gallery)
2024年 ARTIST NEW GATE-松坂屋セレクション Vol'2-(愛知, 松坂屋名古屋店)
2024年 AWAKE Eve.3-Contemporary Art-(大阪, 阪急メンズ大阪)
2024年 第11回 未来展 (東京, 日動画廊)
2024年 武蔵野美術大学 諏訪敦研究室展 MELTING POT (東京, 長亭ギャラリー)
2025年 第8回 KILALAart展(栃木, 東武宇都宮百貨店)

個展
2024年 古川右京 油彩画展-MOSH-(大阪, あべのハルカス近鉄本店)
2024年 EASY DAY(東京, Gallery Seek/カレッタ汐留)
2025年 ART@GINZA (東京, ホテルモントレ銀座/春風洞画廊より出展)

その他
2023年 月刊美術2023年3月号「受賞19作家からのメッセージ」 掲載

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実行委員会レビュー

古川さん、ディファレント参加ありがとうございました。フェア期間中、古川さんのことを「サバゲー君」と呼んでました。シンプルなステートメントにあるように、デジタルのような画風を用いて「コンテンツとしてのミリタリー」を油彩で描く。というテーマは、実際に原画を見てもしっかり伝わってきました。ミリタリーとというテーマを扱いながらからっと明るいのも魅力でした。ブランクギャラリーの佐藤さん、ロイドワークスギャラリーの井浦さん、六甲ミーツアートの高見澤さんと、現代美術に造詣が深い3人のレコメンド。古川さんの次なるステップが楽しみです。

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審査員レビュー

"非常に高い技術力とオリジナリティが確立されています。本来は「目視されない」事を目的に迷彩服を纏った人物を、風景の中に描くという行為は、絵画における「視認性」の観点から、かなり面白い試みだと感じます。ステートメントにある「コンテンツとしてのミリタリー」という言葉にハッとさせられましたが、これについて話を深掘りして聞きたいです。佐藤由基孝

古川右京の絵画は、ミリタリーという強固なイメージを、デジタル的な「バグ」や「ブレ」の処理を通して再解釈する試みが特徴的です。油彩の重層的な質感と、情報社会特有のノイズ表現が交錯することで、現代の「戦争のイメージ」がフィクションとリアルの境界に揺らぎながら立ち現れます。過剰に消費されるコンテンツとしてのミリタリー像を、冷徹でありながら絵画的な魅力に昇華している点に注目したい。今後さらに技術的洗練と社会的視点が深まれば、独自の批評性を帯びた油彩表現として確立していくでしょう。 井浦歳和

古川右京 ミリタリーへの関心に寓意はないと思いますが、ある意味そこが現代を表しているようにも思います。自己の趣味を起点に自然体で作画していてもそれが時代に拡大解釈される面白さを楽しんでください。高見澤清隆

古川右京とSYURI YOSHIDAの二人は将来性を感じるよい作家でした。タグボートでの取り扱いをじっくり検討するために、今後の動きはチェックしたいです。徳光健治"

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