CREATORS

御手洗翅颺

PROFILE

プロフィール
画塾で美術理論の基礎を学んだ後、一般大学、および大学院を卒業。油彩、水彩、テンペラ、デッサンなど複数の技法を研究、習得。マーケットにおいて既存の美術理論を忌避するあまりかえって観念的で型にハマった作風に収束する作品の多さに危機感を感じ経験則や曖昧な直観に依らない画力を獲得するため美術以外の他分野の学問領域にも手を伸ばしている。感性を重視しつつも曖昧かつ観念的な画家に収まらないよう心掛けている。

絵画の絵画性の再考を大きなテーマに掲げ、主に平面作品を制作している。「増殖と変化」「分解と再構築」など細かな段階的な課題を設定し絵画を構成する構図に重点を置いて研究制作を行ってきた。盤面率、装飾性、マチエールなど平面性を強調する要素によってどのように絵画がより絵画性を帯び、より強度の高い作品へと変質し擬「絵画」化が行われていくのか。言語や意味記号による補完やインターネット大喜利的な当てはめから解放された独立したシニフィエそのものとして存在する絶対値としての絵画とは何か、それが現在の制作テーマである。

公募展の入選者、受賞者展が数少ない展示の機会である。

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CAREER

経歴
1986年 山口県に生まれる

2008年 第2回ガレリア・レイノ大賞展 大賞

2008年 第43回関西国展 入選

2009年 第3回ガレリア・レイノ大賞展 入賞

2009年 日本芸術センター第3回絵画公募展 入選

2009年 第21回しんわ美術展 入選

2010年 日本芸術センター第4回絵画公募展 入選

2011年 日本芸術センター第5回絵画公募展 入選

2012年 そねだゆ賞『シュールdeビューティー』展 入選

2013年 アートムーブ絵画コンクール 入選

2015年 アートムーブ絵画コンクール 入選

2016年 第28回しんわ美術展 入選

2018年 第9回日本芸術センター絵画公募展 入選

2019年 第4回Art Exhibition 瀬戸内大賞 奨励賞

2020年 第10回日本芸術センター絵画公募展 入賞

2020年 うたづartawardビエンナーレ2020 入選

2021年 第32回美浜美術展 福井新聞社賞

2022年 muni Art Award 2022 高島匡夫賞

2023年 害蟲展season4 入選

2025年 第43回上野の森美術館大賞展 入選

2025年 第21回世界絵画大賞展 入選

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