PROFILE
プロフィール現代美術作家 1974年大阪生まれ大阪在住 大阪芸術大学グラフィックデザインコース卒業
デカルコマニーの技法を使い、現実とバーチャルとの境界を追及する。
--アーティストステートメント--(2024年追記分を最下部に加えています)
「現実」とは
私の絵画作品は偶然できたデカルコマニーの模様からイメージを想起し、完成させています。
しかし画面にはデカルコマニーから創造された要素だけではなく、幾何学パズルであるタングラムによって構成した仮想現実空間に出てくるようなポリゴン表現の要素も加えられています。
それは、シュルレアリスムの手法である『デカルコマニー』は、ゲームや仮想空間に使われるCG『ポリゴン』と、
共に主観者が対象となるイメージをそれらに『見立てる』という意味において、非常に共通した要素と性質を持っていると考えたからです。
このような性質と同じように、私は私たちが生きるこの世界、現実は主観者が対象となるものに、イメージを『見立てる』ことで認識、構築される世界ではないかと考えています。
それは単に、哲学的、精神的な現実の捉え方という意味だけではなく、物理学的な意味においてもそうではないかと考えています。
20世紀において、現実を追求したシュルレアリスムはパソコンもない時代から無意識的に現実の正体を(現代ではたくさんの人がインターネットやゲームなどで日常的に触れているような)
仮想的、または主観的なものであるということを示唆していたのではないでしょうか?
近代になって宗教や、精神世界、そして、物理学でさえもが、私たちが生きているこの世界が
ヴァーチャルなものであるという事を一部主張し始めています。
そして、現代美術の世界においてもポストインターネットのような
インターネットや仮想現実の世界と現実世界を同質に扱い表現する運動も出てきています。
こういった動きは、我々の住んでいる世界の真相にたどり着くための流れであるのかもしれません。
いつか人間が現実の仕組みを解明し理解する時があるのでしょうか。
それは、分からない未来ですが、私はデカルコマニーの無意識的に任せることと、そしてゲーム的、パズル的理論で絵画画面を構築することで問題を解決し、
シュルレアリスムやポストインターネットを通した先にある現実を描きたいと考えています。
--------------2024年追記------------------
多世界(並行世界)の可能性の表現
この数か月前から、絵画画面の一番下地になる部分(キャラクターを作るデカルコマニーの部分)をオリジナル絵画から
UV印刷(ダイレクトプリント)で複製し、その上に再度、手描きで背景やオブジェクトを加え、元になったオリジナル絵画と
違う要素を加え完成させることで、元になるキャラクターは同じですが、背景やオブジェクト、カラー配置が違うバリエーションを制作することを始めています。
それは、オリジナルの絵画とはまた違う可能性、少し大げさな表現になるかもしれませんが多世界(自分が選択できる世界を増やす)平行世界的な表現ができるのではと考えています。
それもまた、現実とは何かを考えるきっかけを与える作品として存在できるのではと考えています。
デカルコマニーの技法を使い、現実とバーチャルとの境界を追及する。
--アーティストステートメント--(2024年追記分を最下部に加えています)
「現実」とは
私の絵画作品は偶然できたデカルコマニーの模様からイメージを想起し、完成させています。
しかし画面にはデカルコマニーから創造された要素だけではなく、幾何学パズルであるタングラムによって構成した仮想現実空間に出てくるようなポリゴン表現の要素も加えられています。
それは、シュルレアリスムの手法である『デカルコマニー』は、ゲームや仮想空間に使われるCG『ポリゴン』と、
共に主観者が対象となるイメージをそれらに『見立てる』という意味において、非常に共通した要素と性質を持っていると考えたからです。
このような性質と同じように、私は私たちが生きるこの世界、現実は主観者が対象となるものに、イメージを『見立てる』ことで認識、構築される世界ではないかと考えています。
それは単に、哲学的、精神的な現実の捉え方という意味だけではなく、物理学的な意味においてもそうではないかと考えています。
20世紀において、現実を追求したシュルレアリスムはパソコンもない時代から無意識的に現実の正体を(現代ではたくさんの人がインターネットやゲームなどで日常的に触れているような)
仮想的、または主観的なものであるということを示唆していたのではないでしょうか?
近代になって宗教や、精神世界、そして、物理学でさえもが、私たちが生きているこの世界が
ヴァーチャルなものであるという事を一部主張し始めています。
そして、現代美術の世界においてもポストインターネットのような
インターネットや仮想現実の世界と現実世界を同質に扱い表現する運動も出てきています。
こういった動きは、我々の住んでいる世界の真相にたどり着くための流れであるのかもしれません。
いつか人間が現実の仕組みを解明し理解する時があるのでしょうか。
それは、分からない未来ですが、私はデカルコマニーの無意識的に任せることと、そしてゲーム的、パズル的理論で絵画画面を構築することで問題を解決し、
シュルレアリスムやポストインターネットを通した先にある現実を描きたいと考えています。
--------------2024年追記------------------
多世界(並行世界)の可能性の表現
この数か月前から、絵画画面の一番下地になる部分(キャラクターを作るデカルコマニーの部分)をオリジナル絵画から
UV印刷(ダイレクトプリント)で複製し、その上に再度、手描きで背景やオブジェクトを加え、元になったオリジナル絵画と
違う要素を加え完成させることで、元になるキャラクターは同じですが、背景やオブジェクト、カラー配置が違うバリエーションを制作することを始めています。
それは、オリジナルの絵画とはまた違う可能性、少し大げさな表現になるかもしれませんが多世界(自分が選択できる世界を増やす)平行世界的な表現ができるのではと考えています。
それもまた、現実とは何かを考えるきっかけを与える作品として存在できるのではと考えています。
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CAREER
経歴2024 OSAKA ARTMARKET(グランフロント大阪)
2023 メタセコイア キョウマチボリアートフェア2023(審査員 井浦歳和レコメンド)
2021 グループ展「3 trois」(gekilin./大阪)
3331 ART FAIR 2021 TRI-FOLD OSAKA (3331 Arts Chiyoda/東京)
2019 個展「ショッピング」(spectrum gallery/大阪)
2016 「いちについて[about position]/[on your marks]」(2Kw gallery)
個展「鏡の前で」(spectrum gallery/大阪)
2015 個展「なくしもの」(spectrum gallery/大阪)
2013 「ギャラリストのまなざし」(なんばパークス 7F パークスホール/DMO ARTS選出)
ART OSAKA 2013 (ホテルグランヴィア大阪/DMO ARTS)
「osakan dreams vol'3」(DMOARTS/大阪JR三越伊勢丹)
2012 グループ展「あたらしい謎がきた」(門真市市民会館ルミエールホール/大阪)
グループ展「Young And Talented」(DMOARTS/大阪JR三越伊勢丹)
2011 個展「世界は万華鏡」 iTohen gallery
堺アートワールド2011
アートストリーム2011 FM802賞受賞
2010 個展 「鍛治本武志 cutting life」[立ち呑みギャラリー新聞女]
2009 OTHER PAINTING IV (Pepper's Gallery)[東京]
2008 GEISAI MUSEUM 2 出展
2003 GEISAI#3 出展
GEISAI#4 出展
GEISAI MUSEUM 出展
2002 個展 「鍛治本 武志展」(シティギャラリー)
2001 グループ展 「思考Ⅷ①展」(シティギャラリー)
2001 グループ展 「思考Ⅷ②展」(シティギャラリー)
2001 グループ展 「振動する平面展」(シティギャラリー)
2001 グループ展 「LIFE展」(シティギャラリー)
2000 個展 「鍛治本 武志展」(シティギャラリー)
2000 グループ展 「思考Ⅶ展」(シティギャラリー)
1998 個展 「鍛治本 武志展」(ギャラリーくるせ)
1998 大阪芸術大学デザイン学科卒業
1997 第2回サムホール大賞入選
2023 メタセコイア キョウマチボリアートフェア2023(審査員 井浦歳和レコメンド)
2021 グループ展「3 trois」(gekilin./大阪)
3331 ART FAIR 2021 TRI-FOLD OSAKA (3331 Arts Chiyoda/東京)
2019 個展「ショッピング」(spectrum gallery/大阪)
2016 「いちについて[about position]/[on your marks]」(2Kw gallery)
個展「鏡の前で」(spectrum gallery/大阪)
2015 個展「なくしもの」(spectrum gallery/大阪)
2013 「ギャラリストのまなざし」(なんばパークス 7F パークスホール/DMO ARTS選出)
ART OSAKA 2013 (ホテルグランヴィア大阪/DMO ARTS)
「osakan dreams vol'3」(DMOARTS/大阪JR三越伊勢丹)
2012 グループ展「あたらしい謎がきた」(門真市市民会館ルミエールホール/大阪)
グループ展「Young And Talented」(DMOARTS/大阪JR三越伊勢丹)
2011 個展「世界は万華鏡」 iTohen gallery
堺アートワールド2011
アートストリーム2011 FM802賞受賞
2010 個展 「鍛治本武志 cutting life」[立ち呑みギャラリー新聞女]
2009 OTHER PAINTING IV (Pepper's Gallery)[東京]
2008 GEISAI MUSEUM 2 出展
2003 GEISAI#3 出展
GEISAI#4 出展
GEISAI MUSEUM 出展
2002 個展 「鍛治本 武志展」(シティギャラリー)
2001 グループ展 「思考Ⅷ①展」(シティギャラリー)
2001 グループ展 「思考Ⅷ②展」(シティギャラリー)
2001 グループ展 「振動する平面展」(シティギャラリー)
2001 グループ展 「LIFE展」(シティギャラリー)
2000 個展 「鍛治本 武志展」(シティギャラリー)
2000 グループ展 「思考Ⅶ展」(シティギャラリー)
1998 個展 「鍛治本 武志展」(ギャラリーくるせ)
1998 大阪芸術大学デザイン学科卒業
1997 第2回サムホール大賞入選
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