CREATORS

Maasa

PROFILE

プロフィール
1977年生まれ。大阪府在住。

 

記憶や広告、AI生成画像などの視覚イメージを参照し、匿名的な人物や静かな風景を主題として構成しています。フェイクによって「本物らしさ」が立ち上がる視覚の逆説を提示。
日常に潜む曖昧さや不穏さを描くことで、実在と虚構、記憶と現実の境界を静かに問いかける作品を手がけています。

Born in 1977. Based in Osaka, Japan.
Drawing on visual sources such as memories, advertisements, and AI-generated images, I compose works featuring anonymous figures and quiet landscapes. My work explores a visual paradox in which a sense of authenticity emerges through the use of fakes.
By depicting the ambiguity and unease that lurk in everyday life, I quietly question the boundaries between reality and fiction, memory and the present.

translate

CAREER

経歴
2001年 大阪芸術大学卒業

2020年 コロナ禍をきっかけに制作を開始

2022年 The blank Gallery『EPIC PAINTS Vol.10』(グループ展)

 

Graduated from Osaka University of Arts in 2000.
Began creating artwork in 2020, prompted by the COVID-19 pandemic.
2022 – Group exhibition “EPIC PAINTS Vol.10” at The blank Gallery.

translate

実行委員会レビュー

massaさん、ディファレント参加ありがとうございました。提出された3枚の画像のインパクトが強くて、多くの審査員からのレコメンドを得てのフェア参戦。「記憶や広告、AI生成画像などの視覚イメージを参照し、匿名的な人物や静かな風景を主題として構成」というステートメントも2025年的でした。off the record 飯沼剛賞、JIKAN design 鍛冶周作賞、中国深圳、Eric Zhu賞と3つの賞も獲得したのも頷けます。個人的には50号くらいの作品を見てみたい。画題を相談しながら、ぜひチグニッタでも個展、やってほしいです。

translate

審査員レビュー

クラシックなアメリカを切り取るの写真家のようモチーフや雰囲気を独特な哲学(解釈?)で作品に取り組んでいるのが面白い。好きな感じのモチーフを世界観。シンプルなんだけど、おしゃれさんなセンスが光る。池田誠

絶妙な色彩感覚、シチュエーションも含め、エモーショナルな作風が目を惹きました。派手さはないがインパクトありました。素晴らしいです。飯沼剛

既存イメージの参照から日常に潜む曖昧さや不穏さを引き出す感性と画力に惹かれた。印刷物などの既存イメージ、AIによるイメージの引用による作画は近年散見する技法ですが、作者のイメージの選択と描画のスタイルは独特のリアリティを生んでいるように思えます。展示をご一緒する機会があればと思います。高見澤清隆

3つ並んだ作品画像のなかの、一番左。表情の見えない女性と、その向こうにある乾いた風景が醸し出す”違和感”がすごくいいなと強く心を惹かれました。Maasaさんご本人のプロフィール文にも「日常に潜む曖昧さや不穏さを描く」という言葉がありますが、その試みが実際に作品に力を与えていて、素晴らしい一枚だと感じました。久岡崇裕

浮かび上がる日常の不穏さや現実の曖昧さ、遠い記憶の残像…生成AIから着想を得ながら、繊細なタッチで描かれたその世界は、2025年という「今」を深く感じさせる素晴らしい作品でした。今後JIKAN<space>で展示していただければとも思っています。鍛冶周作

translate