CREATORS

国分亮子/Ryoko Kokubu

PROFILE

プロフィール
絵描き。

1993年、東京都生まれ。小学校在学中の5年間を広島県で過ごし、自然、生き物と触れ合い、平和教育を受けたことが、自らの基礎となっていると感じている。

ピアノ教室、アトリエ教室、英会話教室など、興味があるものは何でも習わせてもらい、感性を養う機会を与えてもらった。当時から絵を描くのが好きで、アトリエ教室に在学中、自らの作品がNTT主催のコンテスト”私の住みたい家”において広島県で銅賞を取り、タウンページに掲載された。また、別の企画でも描いたポスターが広島県で入賞した。その後は、東京に戻り、現在に至るまで東京都在住。

中学校、高校生活は、部活動(吹奏楽部)と勉学に励む。

2012年、私立錦城高等学校卒業。

2016年、明治学院大学、英文科を卒業。(イギリス文学を専攻した。)

幼い頃から、自分の描く絵に励まされてきた。

自分が生み出す絵は、私にとっての、命の恩人であり、一生の友のような存在である。

基本的に、インスピレーション、閃き、直感、内側から湧いてくる声に従い、描いている。絵の具の色、描き方も、自分の感覚、直感で選んでいる。

絵筆だけでなく、手のひらや指先など、その時の思いつき、閃きを信頼し、結果的に様々な手法で創作している。口紅をキャンバスに塗ることもあった。爪楊枝を使うこともある。また、突然の閃きで、雑穀を絵の具と混ぜて使ったり、醤油を絵の具と混ぜ描いたこともある。

現在の作品は、主にキャンバスにアクリル絵の具で描いている。

私自身、大人になってからも、自分らしさを保ちながら生きることの難しさ、そしてどこか生きづらさを感じながら、もがいて生きてきた。思い返すと、小学校、中学校、高校で、外見や個性で虐められた経験、授業で一生懸命走っているだけなのに、顔が赤くなるというだけで嘲笑された経験、何もしていないのにクラスメイトから「キモい」と言われた経験、営業をしていた時代にも「横顔が残念」と笑われたこともあった。専業主婦になった際は、仕事を持っていない自分に、いつも自信がなく怯えていた。私はずっと、外側から浴びせられた声や、他者との比較から、自分の個性や面白さを出せず、自分を尊ぶことが出来なかった。外側から何を言われても自分を信じる強さもなく、「自分が自分の存在や個性、感覚を信頼・肯定してもいいんだという世界」さえ知らなかった。その結果、自分を受容・肯定することよりも、自分を否定し、酷い言葉をかけ、自分を虐めてしまった事の方がはるかに多く、「自分」として生きることが、とても辛かった。

その経験から、私の絵、作品、私のエネルギーで「誰かの人生や”在り方”まで、さらに楽しく、面白く、優しく、力強く、”存在”の誇りや可能性を無限大に広げてしまう」一助になりたいと思った。誰かが”自分の人生”や”等身大の自分自身”を肯定し、尊び、面白がり、力強く、胸を張って歩んでゆける一助になりたい。私は、絵を描いている時「”自分が自分であることって面白い!”という感覚と”この世界にいてもいいんだ”という安心」を自然と感じることがある。私の絵を観てくれた方に、この感覚の共振共鳴を起こせたら、幸いである。

そのためにも、まずは私自身が、”本当の自分”であること、そして、自分の感性、感覚、閃き、個性を否定せず、”信頼”、”肯定”することに努めている。もちろん、まだ自分を疑ってしまう時、ブレてしまう時もあるのだが、この絵を観てくれる方、必要としてくれる方のことを想像し、「よし。」とふんどしを締め直す気持ちで、自分自身とこの世界を諦めずに前進している。

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CAREER

経歴
2016年、明治学院大学、英文科卒業。在学時に、オランダへの短期留学を経験。隣国のフランス、ベルギー、ドイツへも行き、ルーブル美術館、オルセー美術館、マグリット美術館、ヴァンゴッホ美術館など、本物に触れる機会を得た。

在学中の4年間、幅広く興味を持ち、どの科目の成績もSとAのみ取り続けた。何事にも追求して取り組む姿勢は子供の頃からで、絵に対する探究にも繋がっていると感じる。

2016年、誰かの人生を支える、守ることができる保険に惹かれ、第一生命保険株式会社、首都圏コンサルティング営業室入社。担当企業の保険営業を経験し、2年間途切れることなく、月に2件以上の契約を頂いた。お客様一人一人に合った商品の提案を誠実にやり続け、退社するまで解約はゼロだった。

2018年、寿退社。専業主婦となるが、鬱病を経験。闘病中、夫に自分の絵を褒めてもらえたことをきっかけに、自分の絵に対する情熱を思い出す。

現在、夫とハムスター、カブトムシの4人家族である。

2024年、大宮マルイにて開催の”じぶんいろ展”(グループ展)に出展。その後、銀座インズでの”じぶんいろ展”にも出展。同年、台湾でのグループ展(”日々の彩り展”)にも出展。

2025年、7月、東京ビックサイトでの”ハンドメイドインジャパンフェス(HMJ)” に出展し、原画12点、完売御礼。

2025年、10月、ロサンゼルスでの原画の展示が決まっている。

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