PROFILE
プロフィール1987年福井県生まれ、2009年文化服装学院ファッションディレクター専攻卒業
2015年に東京を離れ、現在は福岡を拠点に個人事業主としてコラージュと服作りを生業にしています。
・私について
生業としているコラージュと服作りですが、「岩佐さんが仕事をする理由はなんですか?」と聞かれれば
「労働を終わらせる為」と答えます。
どうやら21世紀を生きる私たちの最大の問題は労働と孤独で決定的です。
自分が生業とするアートと服作りで生計を立て、それなりの生活水準で暮らし、仕事を通して関わる人たちとの関係を深めることで孤独を遠ざけながら「労働は終わらせられる」と証明をし続ける為に日々精進しています。
今までどれだけの人が労働に追われ、創造を仕事に出来ずにアートや文化芸術を諦めたことでしょうか。
そんな世界を終わらせる為のロールモデルになることにつとめています。
・作品の創意について
2023年の秋に何か自分でもアート作品を創って売っていこうと考えたときに、まずは3つのルールを決めました。
(1)筆やペンを握らない。(2)安価でできる。(3)PCではなく手を動かす。
これらのルールを守れて自分が得意で、やれそうだなって思ったのがコラージュでした。この3つのルールは今後変わるかもしれませんが、今のところこのルールの下コラージュ作品の製作と発表と販売を続けています。
自分が作る作品に想いやコンセプトはありません。制作に対する「よし、創るぞ」みたいな意欲もモチベーションも特にありません。
ですが創造を仕事として続けるべきだという気持ちはあるので、想いやコンセプトや制作意欲やモチベーションが無くても創造を仕事として止めないように設定したのが上記の3つのルールなのかもしれません。気持ちやモチベーションで仕事をしないのがプロだと思っています。そんなプロセスに興味を持ってくれる方や面白がってくれる方と私が一緒にコラージュ作品の前に立ち、
「これは何なのか」「へーなんか分からんけどかっこいいー」「これいいっすねー」
って時間を設けることができたら、ちょっと嬉しいです。
・作品の作風について
自然界には存在しない直線や四角を使うことで人は大昔から現在に至るまで自然に抗いながら自分たちが住みやすく管理しやすい世界を作ってきたと私は思っています。この「抗う」ってことが重要なんだろうと確信を持てたきっかけが福岡伸一さんの「動的平衡」でした。
"生命の本質とは動的平衡を保つことでエントロピー増大の法則に抗っている。
抗うことで今この瞬間も生命が続いている。"
直線や四角を用いてなんとか自然に抗い文明を築いてきた人類がやってきたことを、気がつけば作家として作品を作る際の手法として用いていました。ここになんとなくの近接性みたいなものを感じます。
また、諸行無常のこの世の中で、手を加えなければ消滅していったであろう雑誌を切り抜き、直線や四角で編集し作品にして残すことで諸行無常に対してもなんとか抗っているのではないだろうかと、この文章を書きながら感じました。
2015年に東京を離れ、現在は福岡を拠点に個人事業主としてコラージュと服作りを生業にしています。
・私について
生業としているコラージュと服作りですが、「岩佐さんが仕事をする理由はなんですか?」と聞かれれば
「労働を終わらせる為」と答えます。
どうやら21世紀を生きる私たちの最大の問題は労働と孤独で決定的です。
自分が生業とするアートと服作りで生計を立て、それなりの生活水準で暮らし、仕事を通して関わる人たちとの関係を深めることで孤独を遠ざけながら「労働は終わらせられる」と証明をし続ける為に日々精進しています。
今までどれだけの人が労働に追われ、創造を仕事に出来ずにアートや文化芸術を諦めたことでしょうか。
そんな世界を終わらせる為のロールモデルになることにつとめています。
・作品の創意について
2023年の秋に何か自分でもアート作品を創って売っていこうと考えたときに、まずは3つのルールを決めました。
(1)筆やペンを握らない。(2)安価でできる。(3)PCではなく手を動かす。
これらのルールを守れて自分が得意で、やれそうだなって思ったのがコラージュでした。この3つのルールは今後変わるかもしれませんが、今のところこのルールの下コラージュ作品の製作と発表と販売を続けています。
自分が作る作品に想いやコンセプトはありません。制作に対する「よし、創るぞ」みたいな意欲もモチベーションも特にありません。
ですが創造を仕事として続けるべきだという気持ちはあるので、想いやコンセプトや制作意欲やモチベーションが無くても創造を仕事として止めないように設定したのが上記の3つのルールなのかもしれません。気持ちやモチベーションで仕事をしないのがプロだと思っています。そんなプロセスに興味を持ってくれる方や面白がってくれる方と私が一緒にコラージュ作品の前に立ち、
「これは何なのか」「へーなんか分からんけどかっこいいー」「これいいっすねー」
って時間を設けることができたら、ちょっと嬉しいです。
・作品の作風について
自然界には存在しない直線や四角を使うことで人は大昔から現在に至るまで自然に抗いながら自分たちが住みやすく管理しやすい世界を作ってきたと私は思っています。この「抗う」ってことが重要なんだろうと確信を持てたきっかけが福岡伸一さんの「動的平衡」でした。
"生命の本質とは動的平衡を保つことでエントロピー増大の法則に抗っている。
抗うことで今この瞬間も生命が続いている。"
直線や四角を用いてなんとか自然に抗い文明を築いてきた人類がやってきたことを、気がつけば作家として作品を作る際の手法として用いていました。ここになんとなくの近接性みたいなものを感じます。
また、諸行無常のこの世の中で、手を加えなければ消滅していったであろう雑誌を切り抜き、直線や四角で編集し作品にして残すことで諸行無常に対してもなんとか抗っているのではないだろうかと、この文章を書きながら感じました。
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CAREER
経歴1987年 福井県生まれ
2009年 文化服装学院ファッションディレクター専攻卒業
2021年 showcaseを毎年一度開催 / STEREO COFFEE(福岡市)
2023年 ディレクションをした「そうめんの吉田がつくるそうめん」がTOPAWARDS ASIA 2023を受賞
2025年 全国のアートブックフェアに参加をはじめる。
2009年 文化服装学院ファッションディレクター専攻卒業
2021年 showcaseを毎年一度開催 / STEREO COFFEE(福岡市)
2023年 ディレクションをした「そうめんの吉田がつくるそうめん」がTOPAWARDS ASIA 2023を受賞
2025年 全国のアートブックフェアに参加をはじめる。
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