PROFILE
プロフィール美術作家
身近な人物のポートレートを中心に油彩とモノタイプの作品を制作。
他者を想像する時、いつも映像が流れるように出会った時に感じた雰囲気や気配を何度も思い返す。
時間が経つたびに記憶は朧げになっていくが、その空間の質感や、違和感のある気配が自分の身体の中に強烈に残り続けている。
そのような質感や気配の正体を形に残そうと、自分にとって身近な人物をモデルにして、限られた時間の中で移り変わる人の表情や様子をモノタイプで表し、そこから影響されたことを基に、オイルペインティングへもう一度描くというやり方で、双方を行き来しながら表している。
また、より気配や雰囲気を表すために、記憶だけを手がかりに描く方法を一部の作品に取り入れて表している。
記憶だけで描くと、雲をつかむような気持ちになり、描いても描いても人物の表情が霞みがかって見えてこないのだが、紙に写した時には、描いたはずの形が時間と共に見えなくなり、逆に表れていなかった質感や表情が写されていることがある。
人物の雰囲気や見えない気配を視覚化することを意識して描いていると、その人物は私がよく知る近しい人に近づき、一方で私が全然知り得ない未知の人物になることがある。
少しでも目や、鼻、口の位置や光の加減が違うと、人の印象や雰囲気がこんなにも変わるのだと実感しながら筆を進める。
だけどそれは見えない存在やもう会えない存在を思い起こしたり、人がどういうものか自分が向き合っていく一つの鍵となっている。
見ること、記憶を辿ること、そして描くことを通して
自らの内側と外側にあるものに目を凝らしながら、人の持つ気配や空間を追求していきたい。
身近な人物のポートレートを中心に油彩とモノタイプの作品を制作。
他者を想像する時、いつも映像が流れるように出会った時に感じた雰囲気や気配を何度も思い返す。
時間が経つたびに記憶は朧げになっていくが、その空間の質感や、違和感のある気配が自分の身体の中に強烈に残り続けている。
そのような質感や気配の正体を形に残そうと、自分にとって身近な人物をモデルにして、限られた時間の中で移り変わる人の表情や様子をモノタイプで表し、そこから影響されたことを基に、オイルペインティングへもう一度描くというやり方で、双方を行き来しながら表している。
また、より気配や雰囲気を表すために、記憶だけを手がかりに描く方法を一部の作品に取り入れて表している。
記憶だけで描くと、雲をつかむような気持ちになり、描いても描いても人物の表情が霞みがかって見えてこないのだが、紙に写した時には、描いたはずの形が時間と共に見えなくなり、逆に表れていなかった質感や表情が写されていることがある。
人物の雰囲気や見えない気配を視覚化することを意識して描いていると、その人物は私がよく知る近しい人に近づき、一方で私が全然知り得ない未知の人物になることがある。
少しでも目や、鼻、口の位置や光の加減が違うと、人の印象や雰囲気がこんなにも変わるのだと実感しながら筆を進める。
だけどそれは見えない存在やもう会えない存在を思い起こしたり、人がどういうものか自分が向き合っていく一つの鍵となっている。
見ること、記憶を辿ること、そして描くことを通して
自らの内側と外側にあるものに目を凝らしながら、人の持つ気配や空間を追求していきたい。
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CAREER
経歴1991年 鹿児島県生まれ
2014年 京都精華大学芸術学部造形学科洋画コース卒業
2016年 京都精華大学芸術研究科博士前期課程芸術専攻修了
個展
2020 小品展2014-2020(Oギャラリーeyes・大阪)
2021 Oギャラリーeyes(大阪)
2022 Oギャラリーeyes(大阪)
2023 Oギャラリーeyes(大阪)
2024 Oギャラリーeyes(大阪)
グループ展
2012 「あの人」「あの子」展(ギャラリーアーティスロング・京都)
2012 ART COME 2012(けいはんな記念公園 ギャラリー月の庭・京都)
2013 大学コンソーシアム京都企画 洛美展(洛友中学校・京都)
2013 ART COME 2013(けいはんな記念公園 ギャラリー月の庭・京都)
2013 非決定的な対面(京都精華大学 7-23 ギャラリー、他・京都)
2014 2014京展(京都市美術館・京都)
2015 新進芸術家育成交流作品展「FINE ART/UNIVERSITY SELECTION 2014-2015」(茨城県つくば美術館・茨城)
2015 2015京展(京都市美術館・京都)
2015 葛城発信アートFAIR 2015(當麻寺護念院本堂・奈良)
2016 藝文京展 2016(京都芸術センター・京都)
2016 第3回未来展-美大の競演(日動画廊・東京)
2016 セマンティックポートレート4(Oギャラリーeyes・大阪)
2021 間際の美(Oギャラリーeyes・大阪)
2022 Art Studio NEAF Presents Group Exhibition"In Bloom”(UPSTAIRS GALLERY・東京)
受賞歴
2015京展(芝田記念賞)
葛城発信アートFAIR 2015(二席)
2014年 京都精華大学芸術学部造形学科洋画コース卒業
2016年 京都精華大学芸術研究科博士前期課程芸術専攻修了
個展
2020 小品展2014-2020(Oギャラリーeyes・大阪)
2021 Oギャラリーeyes(大阪)
2022 Oギャラリーeyes(大阪)
2023 Oギャラリーeyes(大阪)
2024 Oギャラリーeyes(大阪)
グループ展
2012 「あの人」「あの子」展(ギャラリーアーティスロング・京都)
2012 ART COME 2012(けいはんな記念公園 ギャラリー月の庭・京都)
2013 大学コンソーシアム京都企画 洛美展(洛友中学校・京都)
2013 ART COME 2013(けいはんな記念公園 ギャラリー月の庭・京都)
2013 非決定的な対面(京都精華大学 7-23 ギャラリー、他・京都)
2014 2014京展(京都市美術館・京都)
2015 新進芸術家育成交流作品展「FINE ART/UNIVERSITY SELECTION 2014-2015」(茨城県つくば美術館・茨城)
2015 2015京展(京都市美術館・京都)
2015 葛城発信アートFAIR 2015(當麻寺護念院本堂・奈良)
2016 藝文京展 2016(京都芸術センター・京都)
2016 第3回未来展-美大の競演(日動画廊・東京)
2016 セマンティックポートレート4(Oギャラリーeyes・大阪)
2021 間際の美(Oギャラリーeyes・大阪)
2022 Art Studio NEAF Presents Group Exhibition"In Bloom”(UPSTAIRS GALLERY・東京)
受賞歴
2015京展(芝田記念賞)
葛城発信アートFAIR 2015(二席)
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実行委員会レビュー
中塚亜季さん、とても特徴的なポートレートを描く作家さんですね。身近な人物をモデルにしながら、その光景をモノタイプとして(版画ですよね)残し、その絵を元に油画を改めて描くという解釈で間違い無いでしょうか。人物の背景には植物が生い茂り色と共に人物と一体化していくように描かれています。あたかも人が記憶から遠ざかっていくような気にもなってしまう不思議な雰囲気の作品です。サイズ感含めて原画を見てみたいと思わせる作家さんです。
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