CREATORS

笹尾 真

PROFILE

プロフィール

紙による文字の造形。


本来、平面である「文字」というものの見方を変える。文字がもはや文字という形状ではなくなる、または、文字ではない何かの形状が文字へと変容していく様をPCで作画。それを紙を素材とし一枚一枚を刃物を用いて手で切り重ね立体にすることで、何かしらの景観、風情、情緒、趣を生み出す。

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CAREER

経歴
千葉大学工学部工業意匠学科 卒業

◆受賞歴
2011年 紙わざ大賞 竹尾賞(以降紙わざ大賞 入選8回)
2016年 国際切り絵トリエンナーレ2016 入選
2019年 枕崎国際芸術賞展 入選
神奈川美術展 入選
2021年 神奈川美術展 入選
2022年 IAG AWARDS 2022
国際切り絵トリエンナーレ2022 入選
2023年 Artabi 2023 入選

◆展示歴
2016年 大磯町 ことばのオブジェ 観光施設に収蔵
2017年 雅叙園ホテル百段階段 神の手ニッポン展 (第3期アーティスト)
2018年 大磯町つきやま ギャラリーお風呂場
2020年    大磯町つきやま ギャラリーお風呂場
2021年 山梨切り絵の森美術館
雅叙園ホテル百段階段 こだわりのモノづくり 超絶技巧の世界
2022年 大磯町つきやま ギャラリーお風呂場

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実行委員会レビュー

平面としての「文字」を新たな視点で捉え直し、一枚いちまいカッターで切り出して山脈のように重ねて立体作品を作り出す工程を実際に拝見して驚きつつ感動しました「アホですね」という褒め言葉を連発してしまいました。日本中の工芸を知り尽くすセメントプロデュースデザイン代表、金谷勉賞受賞。金谷さんの熱いコメントが笹尾さんの作品の魅力をしっかり伝えてると思います。金谷さんと何か協業できることがあれば素晴らしいと思います。

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審査員レビュー

紙を使った文字の立体作品は他でも見ることがありますが、文字と造形を混ぜたような表現はとても興味深いです。工芸的な素材と交わることで身に纏えるものや、器などの違った造形になれば面白そうだなと。

二次元の素材である紙と文字を 手で立体へと作り込まれてシンプルな作品ですがとても強さを感じました。文字ってこんな感じだったっけ?と思うくらい違う存在に見えて小さな文字なのに凄みを感じました。コラボなどできる可能性があるとすれば異素材での表現などでしょうか。完成度が高いのでどういう協業が良いのか作家さんから希望があれば聞いてみたいです。(金谷勉)

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