CREATORS

福留 春菜

PROFILE

プロフィール
陶芸作家。 1995年鹿児島生まれ。鹿児島大学にて陶芸を学び,現在神奈川県にて作陶。

陶土をさまざまな形に成形し、それらを支持体として釉薬や下絵具を用いて描画を行う。

生活の中で感じる刹那的な気持ちよさや気持ち悪さを、永続的な媒体である陶によって表現している。

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CAREER

経歴
1995年 鹿児島生まれ
2020年 鹿児島大学教育学研究科芸術・スポーツ学修コース修了

個展
2024年7月「おいつけない星」River coffee&gallery(東京)
2024年4月「わたしたちの旅」aview cafe&flower(鹿児島)

グループ展
2024年5月「knocknock」zenzaiマージナルギャラリー(鹿児島)

受賞歴
2024年 SICF25 デイリーアート賞

2021年 鹿児島県美術展 霧島アートの森賞

2018年 鹿児島陶芸展 県知事賞

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実行委員会レビュー

福留春菜さんディファレント参加ありがとうございました。最初は篠崎理一郎くんの紹介で鹿児島で出会い、東京でのポートフォリオレビューを経て、フェア参加というストーリーを作ってくれました。陶をキャンバスに日常感じる心地よさや違和感を刻み込んで自由に作品を作る福留さん。非常に自由で楽しい作品をプレゼンテーションしてくださいました。審査員の一人、THE blank GALLERYの佐藤由基孝賞。東京での展覧会を企画していただけるとのこと。チグニッタでもぜひお願いします!

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審査員レビュー

「陶芸」というメディアに「絵画性」を持たせる事で、「日常(工芸品)」と「非日常(美術品)」の両面が絶妙な違和感を持って共存し、同時に「生活のリアル感」に心地よさを感じます。一見すると牧歌的な絵柄や色彩、無骨な佇まいをした作品には、相反して現代的なアイコンや企業ロゴが散りばめられるなど、作者による現代社会への皮肉や風刺的な姿勢も見て取れます。また、インスタのグリッドを想起させる正方形のシリーズからは、「日常を飾る事」の滑稽さや脆さ、「映(ば)えない生活」の尊さや堅さを感じます。THE blank GALLERYでぜひ展覧会を開催できればと思います。(佐藤由基孝)

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